2017年7月25日火曜日

ヴァカンスが始まりました!

今年の夏休みは。息子はパパとふたりで義父の南仏の家に2週間。考えたら、彼が生まれてから、私とこんなに離れるのは初めて。フランスはヴァカンスは2ヶ月近くありますが、勿論大人は仕事があるので、子供達のように働かずにヴァカンスを楽しむわけにはいきません。子供達はおじいちゃんや、おばあちゃんちに長期で預けられるのが慣れっこです。ただ我が家の場合、私が定期的に働いていなかったというものあって、、長いことママと離れるという経験がなくこの歳まで来ました。「逞しくなって帰ってきてね!」と元気良く送り出しましたが、車に乗り込む寸前に「お母さんっ!」と振り返ってcalin(ハグ)をされた時には、一瞬こちらが泣きそうになりました…。

毎日夫が気を遣って写真を送ってきてくれました。ちょっと見ない間に益々大きくなったような。「持ってきた6歳用の水着が小さくて着れなかったよ!」と言われ(汗)、慌ててソルドで新しい水着を調達。
5歳にして10歳用。どんだけ大きいんだか…。

毎日プールで飽きもせずこればかりしてたらしい…。

電話で「お母さん、バトーにも乗ったよ!」と自慢気に話してたけれど、これ本当に運転したらしい…。ちなみに隣にいるおっさんは、義父のお友達です(笑)。

「どうしてアイス食べてるの?!」と聞いたら、バトーに乗っているとアイスとか飲み物を積んだバトーが売りに来るそう。以前は「クルージングなんて、なんとも贅沢!」と思っていましたが、海岸沿いに住む人たちは、どちらかというと小回りのきく小さなバトー(クルーザー)を所有してて、観光客で賑わうイモ洗い状態のビーチを避け、人気の少ないビーチまで移動したり、離島に行ったり。まさに海上の移動手段といった感じで気軽に利用している人が多いです。



息子は、毎日、海に行ったり、プールで遊んだり、それなりに楽しんだ様子なのに、帰ってくるなり、私に抱きついてきて「もう2度とお母さんと離れないよ!!!」「お母さんが大好きなんだよ!」と甘えてきたのにはビックリ。大きく見えても、やはり5歳児。可愛いなー。たまに離れるのもいいかもしれません(笑)。













2017年7月20日木曜日

ソーセージ祭り Maison Rhénanie Palatinat

 少し前になりますが、私たちの近所、Maison Rhénanie Palatinatという建物で毎年恒例の「21ème journées de Maison Rhénanie Palatinat 」というイベントがありました。Maison Rhénane Palatinatってどんなところ?と聞かれると、正直実際どんな活動をしているのか答えれる人は少ないと思うのですが、ドイツとフランスの国際文化交流を推進している機関といったところでしょうか?ドイツの観光情報を発信したり、またドイツでのプロ向けのスタージュの斡旋、以前はドイツ語も教えてたり、いろんな活動をされているようですが、近所に住みながら私が知っているのはこのイベントくらい(笑)。このイベントの最大の楽しみは、こちらのソーセージ。その場で焼きながら販売しているドイツソーセージ目当てに来る人達が大半で、私たちも勝手に「ソーセージ祭り」と呼んで友人達と行くことを楽しみにしていますが、毎年多くの人で賑わいます!

個人的に白いソーセージが好きですが、フランスのソーセージとはまた違った美味しさ。

こちらは揺れる豚のブランコだね、と言っている人もいましたが、豚のバーベキュー。この日は、近所の人達はどんなに暑くても窓をぴしゃりと閉めます。このもくもくと焼かれるバーベキユーの匂いは酷いらしい…。以前犬を飼ってた時、翌朝散歩をしていると、ドイツ語しか話さないおじさんが手ぶり身振りでソーセージの余ったのを犬にくれたことを懐かしく思い出します。

古い由緒ある邸宅を改装した建物で、木々に囲まれた心地よい大きな中庭もあって、小鳥のさえずりが聞こえ、これが町中だとは思えないほど。来ている人たちも、ちょっとお洒落をしてきている感じがして、ちょっと、他のディジョンのイベントとは違う空気を感じるんですよね(笑)。

手作りのドイツの焼き菓子を売っているコーナーもあります。どれも手頃な価格で、きちんと美味しくて、そういうところもこのイベントの魅力かもしれません。


中庭ではジャズの演奏なんかもあり、

気分良く音楽に酔いしれていると、目を離したすきに、後ろの木に登っているのは、我が子ではないか(もう勘弁して!)。

販売しているものは、このソーセージとドイツワイン、ドイツビールぐらいなのですが、流石フランスだな、と思うのは、ワインがボトルでも販売されているところ。ワイン片手にお喋りに夢中になっている人達を見ると、これぞフランスの社交って感じがするのですが、「酔っ払い」はいないんですよね。これにはいつも感心します。

最近こういったイベントでは、子供が楽しめるアクティヴィティが用意されていることが多く、子供達が退屈せず、パパやママにとっては有難いことなのですが、意外と子供たちにとっては、そういうものよりも、広い庭を友達とただ走り回っているだけで十分楽しいようです。子供達だけでなく、大人も芝生に座ったり、伸び伸びイベントを楽しんでいる感じがして、自然体でいいな〜と思うところです。